医療事務 年収

未経験者と経験者の年収の違い

医療事務職の求人では、その条件が経験者となっている場合が多くあります。

これは、その業務内容によるもの。医療事務職として行うもののうち、診療報酬請求はもっとも代表的な業務です。
診療報酬は点数で算出しますから、一般企業で行う事務や経理とは違う専門的な知識と技術を要します。

最近では医事コンピュータの導入も進んでおり、それを使いこなすスキルも必要。それらのみならず、職場によっては受付や窓口業務も行う場合もあるため、患者さんと接する場面も。
そこにはコミュニケーション能力や気遣いも求められます。

このような業務内容から、医療事務職では学歴や資格よりも経験が重視されるのです。

経験重視の傾向は、「勤務形態による年収の違い」でみた正社員の給与額からもわかります。

初任給では高卒者と大卒者に25,000円近くの差がありました。しかし、35歳では両者の給与差は10,000円もありません。

これは、高卒者と大卒者の学歴による給与の差を経験が埋めた結果では? 経験を積んだ35歳の時点では大卒者と高卒者の年収差も入社当時に比べて当然縮まります。

さて、ここからは経験者と未経験者の給与差がどれくらいあるのか、実際にみてみましょう。

東京23区内にある総合病院2軒の派遣求人情報で比較すると、1軒は未経験者の応募も可能で時給は950円。

もう1軒は経験者であることが応募の条件となっており、時給は1280円から1300円です。時給の額だけ見ても、大きな差が。

そして、もうひとつ特徴的なのは、未経験者でも応募できる総合病院は業務内容に診療報酬請求が含まれておらず、経験者のみが応募できる総合病院は診療報酬請求が含まれていました。

もしかしたら、時給の差は経験・未経験の差というより、専門的な知識を必要とする業務を行うか否かによる差なのかもしれません。


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